Michael Jackson“This Is It”をより楽しむ為の関連作品

もうすぐDVD化されるMichael JacksonThis Is It”。
自分は“This Is It”が公開され、再々公開された頃にようやく観たクチですが、同作を見るにあたり、以下の特集記事を読みました。

Wax Poetics Japan No.06

Wax Poetics Japan No.06

ブラックミュージックに焦点を当てたWax Poetics Japan紙のNo.6。写真やディスコグラフィを含む12ページのみの特集でしたが、
マイケルの生誕から、自らミュージシャンとして活動していた父ジョー・ジャクソンの元、ジャクソン5としてデビューしたジャクソン兄弟の人気ぶり、
大人になるにつれ父にプロデュースされることに反発を覚え、クインシー・ジョーンズなどと共に自身の才能を開花させて行った様など、
彼の成長にのみスポットを当てた、彼の人生を振り返るのに最適な記事でした。


さて、“This Is It”は皆さんご承知のとおり。
Wax Poeticsの特集のおかげで、すっかり独り立ちして“世界のマイケル”として君臨するに至った彼、という視点でも映画を楽しむことが出来ました。
小さい頃からパフォーマーとしての教育を受けた彼だからこそ、ステージングに厳しく、また愛情を持ってスタッフに接することが出来るんだなぁ、と。
『死せる孔明 生ける仲達を走らす』では無いですが、ここまで老若男女を熱狂させたアーティストもいなかったですよね。
最近、街でマイケルの写真見ただけで「キャー!」と訳も分からない奇声を発する女性をよく見かけます。。


さておき、“This Is It”を観た数日後、偶然友人宅で見せてもらったDVDが、“This Is It”の感動を蘇らせました。

ザ・ワン [DVD]

ザ・ワン [DVD]

2004年にDVD化されていた本作は、ビヨンセミッシー・エリオット、『Off The Wall』のプロデューサーでもあるクインシー・ジョーンズ
アイザック・ヘイズ等々の大御所達が、マイケルのビデオクリップと共に、マイケルの凄さや自分たちのマイケルについての思い出を思い入れたっぷりに語るという作品。
若き日々のマイケルのパフォーマンスも素晴らしいですが、自分もマイケルの作品と共に大人になった訳だし、大御所たちのコメントに物凄く共感出来ました。
特にファレル・ウィリアムスの目の輝きが素敵なんですが、最後に彼が「マイケルが90歳になった時にムーンウォークをしたら最高」的なコメントを
夢見るような眼差しで語る姿を見て、思わずうるっとしてしまいました。
クリップとインタビュー合わせて40分程度の短い作品ですが、マイケル関連作品に興味があれば、是非どうぞ。