priceless

昼休み、食後に一人でふらりと街を歩いていたところ、ジュネーブの観光名所の一つ”花時計”(注:直径2.5mほどの斜めの花壇が時計になっている、モノスゴく微妙なスポット)の前で、アラブ人と思われる浅黒い肌の人たちが15・6人、まるでアイドルの撮影会の様な密着度と熱気でもって、ひたすら写真を撮りまくっていた。『ナ、ナンダ??』と思って辺りを引きで見渡すと、裏手のレストランの窓辺に飾られているチューリップを一眼レフで接写するアラブ人、花畑をバックにポーズを決める彼女を立て膝で激写するアラブ人等々・・・僕はある日常に起きた非日常的な場面に紛れ込んだ。それは正に、完成された”一コママンガ”だった!


その後、頭の中で、花時計をデリプラに置き換えてみたら相当笑えた(爆


例えば、エレベーターから突然出てくるゴリラ(byどっきりカメラ)、タクシーの荷台に乗せようとしたトランクから突然出てくるパンツ一丁の小人(by Jackass)、ソウルの空港で待ちかまえていたオバチャン軍団に取り囲まれる引きつり顔のペ・ヨンジュンなど、まぁコレらは”企画モノ”ではあるが(最後のはリアル)、こーいうやらせ無しの非日常を端で見ている時、僕は感無量になる。