29歳水疱瘡闘病日記

明け方5時半。
僕は先ほどから真っ裸で、
全ての水疱に薬を塗ろうともがき苦しんでいる。
顔、腕、胸、腹、背中、尻、足‥。
背中なんてもちろん限界があって、
それでもうーんと身体をねじってガンバッテいると、
脇腹がツりそうになって慌ててやめてみたり(汗
眠いんだかなんだか分からなくなってきた。
激しいかゆみは数日で収まるらしいから、
寝なくてもいいかなぁとも思えてきた‥。


遡る事、深夜1時。
実はかゆみを抑える飲み薬のおかげで、
なんとか睡眠まで辿り着けそうだったのだが、今一歩及ばず。
布団をかけると熱くてムズムズするし、かといってそのまま寝たらたぶん風邪を引く‥
ついでにまだ微熱がある。
微熱?ということで、解熱剤を飲んでみたら、これがなんと逆効果。
かゆみがぶり返したのであった!(汗


※調べたところによると、多くの解熱剤に含まれているアスピリンが、
かゆみをもたらしてしまうらしい‥薬に笑い、薬に泣く。


水疱瘡サイトで
『最初2〜3個だったまーくんのブツブツは、今日10個に増えた』
というのを見て、”オレのは無数だゴルァ”と半ばキレつつも、
大人と子供じゃ症状がこんなに違うんだな〜と。


さらに遡る事、夜8時。
友人のnienteが水疱瘡用の薬と食材を買ってきてくれた。
それまでの長い時間、僕は責め苦の如きかゆみに我を忘れ、
”もうかきむしっちゃえー!”とか、
”明日はあのバカ医者のとこに怒鳴り込んでやる!”とか
かなり自暴自棄になっていたのだが(笑)、
この素晴らしき友人のおかげで一応の人間らしさを取り戻したのであった。


僕はこの日を忘れないだろう。
もう足をキミの方角に向けて寝れません。