○無常 ×無情

夏休みの二週間はあっという間に過ぎ、普段と変わらない日常に戻っております。
でも、普段と変わらなくなってしまっていた風景も、トウキョウから来た人の自然に対するひたすら無垢な感動によって、再び新しく、瑞々しい輝きをもって目に入ってくるようになりました。


普段車で脇を通り過ぎるだけのたくさんの土地は、春には菜の花でいっぱいだったが、その後青々とした牧草で埋め尽くされ、その牧草も夏には枯れて黄色くなり、今は刈られてまとめられて巨大なロールになってしまっている。
また、春先にはまだ白い雪が残っていた山々も、雪が溶けて黒々としてそびえ立ち、しかしその後ろには4000m級のモンブランがいつも白く控えている。
この後この土地にはどんな風景が広がるんだろう?


そんな新鮮な空気を運んできたトウキョウの人に、ちょっぴり感謝したい。