衛星放送でやっているNHKの番組で、ちょっとオモシロイ特集を見た。
団地に囲まれた敷地内に植林をして、今ではそれが立派な森に成長したのだが、
森が成長しすぎて、逆に一階の部屋に陽が入らなくなって困った、という話。


今僕が住んでいる家は、郊外にある6階建ての2階の部屋で、
一階には広めの庭があって、裏手には大きな樹も生えているけど、
ベランダは気が付くとすぐ蜘蛛の巣だらけになり、蠅や蜂や蛾はいるわ、
鳥は飛んできて糞落としていくわで、窓も大して開けられない。
別の館員の家も2階で、庭に樹が生い茂っているらしく、
秋になるとベランダにある落ち葉の掃除が大変だとか。


前にそんな話を友達としてたら、その友達は以前、京都の山奥の、
緑に囲まれた古い日本家屋に住んでいたらしく、
写真を一見して”なんて渋い家なんだ!”と思ったが、
でも家の中も庭も虫だらけ、秋は落ち葉の掃除に大忙しだったそうで。
『此処には虫なんて大していないよ』と言っていた。


緑が欲しいと言って、そのいい所しか見ない。
都会の人はもう森に戻れないのでしょうか。