哭きの竜

(なきのりゅう)という漫画を知ってる人は、確実に麻雀好きである。


月下の棋士』などで知られる能條純一のマンガで、”哭きの竜”の異名を持つ雀士がヤクザの抗争で麻雀を打ちまくる作品。
竜が牌を哭くと稲妻が走ったり、いつも無表情でタバコを燻らせてたり、その神をも恐れぬ”雀鬼”っぷりに、高校時分の僕になんだか恐ろしい衝撃を与えられた。そして、これを読んでしまったが為に、僕は麻雀という世間一般で胡散臭いイメージを持つこの遊びに、ハマッてしまうことになるのであった。


家族揃って楽しむ家族麻雀(我が家では結局無かったが)、コタツ布団に役牌がゴロゴロ潜む通称”コタツ麻雀”、女の子と2vs2で打つコンパ麻雀(コレ最高!w)、そしてタバコとオヤジの匂いたっぷりの高田馬場辺りの雀荘など、形はいろいろあるけど、4人の人間が頭の中であーだこーだと戦略を練りつつ、ポーカーフェイスで全然関係の無い雑談をしちゃう空気感が何とも言えない面白味であり、また、戦略だけじゃなくて”運”や”流れ”で状況が変わる独特のノリが、多くの人がヤミツキになる魅力なのだと思う。


ナゼかクリーンで上品なイメージのあるチェス、囲碁、将棋。
ナゼ?ナゼ麻雀は胡散臭いの?と、そんなことを考えながら、今朝方3時まで麻雀してたのでありましたw
さぁみんなも『哭きの竜』を読んで、麻雀をしましょー!


注:哭く、という行為は難しいので、新人さんはあまり竜のマネをしない様にね。