散歩がてら
[本]本を何冊か買いました。まだ読んでないので、帯や解説を参考にさらっと概要など。
○寺山修司/日本文学全集/ちくま書房
ちくま書房から“ちくま日本文学全集”ということで一人一冊で全30冊。比較的分厚いですが、読みたい話から読んでいけるので、気軽かと。宮沢賢治、安部公房は個人的にほとんど持っているので、まずは寺山修司から。その他、三島由紀夫、柳田國男、澁澤龍彦辺りも興味アリで、しばらくこのシリーズで楽しめそう。
○ジョン・ケージ(訳:柿沼敏江)/サイレンス/水声社
同氏の処女著作。「コラージュ・ミックス手法を駆使した破格のテクスト形式」と帯にある様に、各パート毎に手法をこらした文章配置で、“読む音楽”と言える仕上がりの中で、禅、インド哲学等に影響された彼の芸術哲学を背景に、不確定性の導入やチャンス・オペレーション等自身の技法などを語る。静かな空間でじっくり読みたい本。
○ウンベルト・マトゥラーナ、フランシスコ・バレーラ(訳:管 啓次郎)/知恵の樹/ちくま学芸文庫
ー生きている世界はどのようにして生まれるのかー というテーマの下に、言語学、社会学、哲学など様々な視点から人と世界の関わりや全体像を見せていく、というとても読み応えのありそうな作品。また、こういう本を文庫で読めるところがポイント高いです。
○ヘルマン・ヘッセ(訳:高橋健二)/シッダールタ/新潮文庫
ヘッセが描くシッダールタの物語、読むしかないでしょー、ということで早速買いました。文庫版で且つかなり薄いのでさらさらっと読めてしまいそうなので、何度も読みたいです。