渋谷 古書センターにて

花鳥風月のこころ (1979年) (新潮選書)

花鳥風月のこころ (1979年) (新潮選書)

 第1章 隠遁の風土学 ー 逃避の中での発見
 第2章 日本文化のアニミズム ー 山川草木の神々
 第3章 遊行の精神史 ー 自然に生き、自然に死す
 第4章 無常の美と心 ー 移ろうもの、滅びるもの
 第5章 神仏習合の文化 ー 生活の中の神と仏
 第6章 理想の自然と現実の自然
 第7章 砂漠化する文明社会 ー 滅びゆく花鳥風月


自然の中に住み、遊行や隠遁を行った吉田兼好西行法師、良寛などは、
その中で“自然宗教”とも言える美しさやダイナミズムに陶酔していきました。
その中で突き詰められていた物とは何なのか、彼らが残した詩や詩を交え、
自然宗教と仏教、日本の原始宗教(アニミズム)など、
日本文化の花鳥風月について探求した作品。