今日はワインでへべれけに酔ってます・・

afropsychic2004-05-15



今日僕は、もの凄い人間に会ってしまいました。以下今夜行われた歓迎会での彼の発言集。


1.『僕は○○課のカリスマでした』
2.『ゲーテはレベルが高すぎて僕には理解出来ないですね〜』のあと、『ゲーテも”人生とは矛盾である”って言ってるじゃないですか』
3.『オレはロックな人間ですよー』のあと、『メジャーじゃないCDは聞かないですね〜』
4.『映画はこだわりありますよー』のあと、『タイタニックはいつ見ても泣けますね〜』


というわけで、今日は彼の発言をふまえ、少し自分的な考えを述べさせて頂きます(ここからは酔っぱらいの戯言です 笑)


僕は以前、『一体キミの魅力はなんなのさ?』と問われ、”自分の魅力・・・?”という深い深い熟考の結果、『そんなの自分で分かるわけ無いじゃん!』という結論に至ったことがあります。
魅力とは、結果にじみ出るモノで、また他人からしか分からないモノで、”これが自分の魅力だ!”と簡単に言ってしまうことは”自己満足”の域を超えて無いのでは無いかと思ったのです。
またその時、ソクラテスの言った有名な言葉『無知の知』という言葉の意味を自分なりに理解しました。
それは、自分がどんなに無知な人間であるかを知った時、自分をゼロに戻せた時、初めて自分というモノの存在が見えてきて、よーやく自分が何処にいるのか見えて、自分には何が足りないのか、また自分の長所は何なのかが見える、ということだと思います。
それから僕は、初心に返った気持ちで、色々なことを学んで吸収して行こう、それが自分の魅力になるのかも知れない、と思ったわけです。


最近よく言われる”自分を持とう!”という風潮に囚われすぎて、どうにか個性的な自分を作り出そうとする結果、本当の自分を見失ってしまう人が多い気がします。
そしてまた、無理に個性を作ろうとし、自分を固め過ぎた結果、また、最近進む”核家族化”の中で、幼少期に形成されるべき兄弟及び家族とのコミュニケーションから作られる他人との距離の計り方がうまくいかなかった結果、他人というモノが理解出来ず、更に、複雑な個性を持つ様々な人間からなる巨大な”社会”という集団に溶け込めずに、『いーんだよ、オレはオレなんだから』とある意味開き直ってしまう自己満足的人間が作られてしまう。


更に言えば、僕は別にその人を否定するわけでは無いんです。
何故ならやっぱり、個人は個人そのものであるから、それは誰にも犯せない領域だとも思うのです。
だから結局、最初に挙げた彼も、自分が気付かないうちに彼の個性というモノが形成されていて、それは他人にはどうすることも出来ない、尊重すべきモノなのです。


人生とは矛盾である。
様々な人種・文化・環境からなる複雑な社会だからこそ、矛盾が生まれてこそ真なのだと思います。
そういう矛盾こそ、楽しんで生きたいですね。