今日は何故かNHK風

afropsychic2004-05-28



仕事を始めてから、少しづつではあったが自分の視力が確実に落ちていっている事実を、何処か避けてきた感はあった。別にメガネが似合わないとか、不便だからとか、という理由では無い。自分の身体の一部分が、自分自身の力では機能しなくなるという事実を、認めたくなかったのだ。しかし、その時は近づいていた・・


5月28日の正午過ぎ、運転免許証の申請に必要な視力証明の作成の為、同じ職場の職員とドライバーの3人で、近くのデパートの中のメガネ屋に出かけた時のことだった。疲れていると視力が極端に落ちてしまうのを知っている彼は、前日の夜更かしで既に目がボヤケているのを心の中で気にしていた。
受付を済ませ数分後、彼の番が来た。イスに座り、鏡の反射ごしに映った記号を読むテストであった。係員が、彼の左目に黒いプレートを当て、記号を読む様指示した。しかし、その瞬間、彼の視界には、少し離れた鏡に映る霞んだ黒い記号らしきモノしか無かった・・今までこんなことは無かった。自分の目はこんなにもなってしまっていたのかと、彼の心の中は大きく動揺した・・見えていないと判断した係員が、鏡の中の黒い物体を大きくしていった。書いてあったのは、数字だった。そして係員は言った。『メガネを作って、また来なさい』


以前、視力が低下してきたと思った時、父に相談したことがあった。父は言った。『メガネは目が見えなくなってからかける物じゃない。視力が落ちるのを矯正する物だ。心配するなら、早く作った方がいい。』その忠告を半ば受け流し、日々弱りゆく視力と自分との葛藤の日々は、終わった。


っつーわけで、予期されていた事実がついに現実になっちゃっただけの話なので、受け入れるしか無いでしょー!ともう開き直ってます。初コンタクトってどーなのー!?とか、どんなメガネにしようかな〜とか、ちょっとドキドキ〜(笑 まぁ遠くまでよく見えなかった景色が、色彩を増して見える時を楽しみにしてますわ。