海外に住むと、日本で簡単に手に入った様な趣味のモノというのは手に入らなくなるので、同じ生活を営むのが難しくなるモノです。これは環境の変化ってヤツで、要は”引っ越ししたらコンビニが近くになくてちょっと不便”っていうのと一緒です。でも、一度そういった文化的なモノに触れられる生活を味わってしまうと、人間ってのは甘いモノが好きなので、安易に消化出来ない欲求をストレスに感じてしまうわけです。


さて、僕は日本を出る前、日本の近代文学にめちゃくちゃ惹かれてました。
海外文学との比較の中で、海外文学に負けない日本語を駆使した”日本人にしか理解出来ない”であろう独特の世界観の創作が、19世紀初頭から半ばにかけて盛んに行われ、小説家達が切磋琢磨する中、近代の日本を代表する様々な小説が創刊されてた訳です。それは、今の”グローバル化”と言われる世の中で、一般の人の意識の中に”自分は日本人なんだ!”という奇妙なナショナリズムが次第に芽生え始めているのと似た様な状況だったに違い無いと思うのですが。


まぁそんな前振りはさておき、最近ネットを検索してたら、自分的にぴったりなオモシロイページを見つけちゃいました。


http://www.aozora.gr.jp/


青空文庫』という、著作権の切れた小説等を丸々テキスト化して自由に閲覧出来る様になっている、要はネットの中の図書館です。結構有名みたいだね(^^; しかも、何故か近代文学がめちゃくちゃ多い!(残念ながら新しい本は無いので、あしからず)。
というわけで、本を買えない自分にとって、これ以上無いページだったりするわけで、なんとも水を得た魚状態です。


ま、個人的な問題としては、生活が忙しくて”読書の時間”を作らなきゃいけないんだけど・・とりあえず興味のある方はお試しアレです。