アズーリお疲れ様

afropsychic2004-06-22

スウェーデンが2点目を決め、同点に追いついた頃、1−1で後半残り10分を過ぎたイタリアは必死だった。雨か汗か既に分からない程濡れた身体に鞭打って、全員が気力のみで走っていた。
しかし最後の最後、右サイドから上げたクロスを一人が後ろへスルーし、カッサーノがそれを見事に押し込んだ。まるで試合が終わったかの様に、チームはそのままベンチへ雪崩れ込んだ。


・・・そして数分後、戦いの終わりを告げる笛の音が響いた。


悔しさの余り跪いて泣き崩れるカッサーノ。僕の膝は震えた。
果たしてイタリアの選手達は裏で行われていた試合の経過を知っていたのであろうか。もしやカッサーノは嬉し泣きだったのか・・結果を知っていたなら尚更、どういう気持ちで戦っていたのであろうか・・。
テレビで双方の中継を見て、最終結果が分かってしまっていた僕にとっては、ピッチで戦う彼らの姿勢は素晴らしく、感慨深い物だった。


試合に負けて、勝負に勝つ。熱いね〜。