マドリッドへ

afropsychic2004-09-11



ホテルのチェックアウトを済ませた後、電車でマドリッドへ。
約6時間の電車の旅は、阿部公房の『壁』と共に楽しく過ぎた。
問題はマドリッドという街。
なんと犯罪発生率がヨーロッパでNo.1なのだ!
しかも日本人はとことん狙われて、後ろから首締められるらしい・・
まぁまぁ本に書いてあることなんかねぇ、と思ってバカにしていたのも束の間、
中継駅であるアトーチャ駅へ到着して、それが実感として分かった。
降りる乗客を待ちかまえているかの様な、怪しいアラブ人達の陰、
薄暗くて汚い地下鉄のホーム。
長い電車の疲れと空腹とで、かなりテンションが下がっていた二人には、
最悪の印象を与えるのは造作も無かった様に思われる。
追い打ちをかけるかの様に、ネットで探したホテルの予約が
全然うまく行ってなく、別のホテルへ移されるハメに。
ため息混じりでチェックインしたが、とりあえずいいホテルだった。


荷物を置いて、お金もカメラも置いて、完全手ぶら状態でいざ街へ。
実際、今回の旅の目的はバルサで、マドリッドは”帰りの飛行機が安い”
というだけの理由で来た為、なんの計画も無かったが、
とりあえずベルサイユ宮殿に模したと言われる中世の王宮へ。
ガウディのこってりとした建造物ばかり見てきたので、
気品溢れる彫刻や美術品の数々は、妙に新鮮だった。


夜は、オネエサンの同期でここで働いている人に連れられて食事。
スペインの生ハムや赤ワインは、イタリアやフランスに負けじとうまかった。
語り明かして結局明け方の4時・・
ジュネーブは完全に寝静まっているこの時間なのに、
ラテンの若者たちは昼間以上に外に溢れかえっていた・・
はぁ、勤務先間違えたかなぁって(笑