よっつ よかれと

afropsychic2004-11-11

フランス語の授業を録音する為に、レコーダーを買った。
家で試しに、一番手っ取り早い、自分の声をとってみる。
英語の歌詞を読んだり、フランス語の文章を読んでみたり。
レコーダーから聞こえてくる自分の声は、
なんか別の誰かがしゃべってるみたいに聞こえる。
それは、想像してた自分と、記録されたリアルな自分との差。
または、自分が思う自分と、他人が思う自分との差。


録音された自分の声を聞くと、
小学生の時に近所の友達のうちで、二人、
テープレコーダーを目の前に、CMのマネをしながら、
録音していた時のことを思い出す。
その時から既に、自分は時には違う自分を演じることを
楽しんでいたのかも知れない。
テープに録音された、別人の声を聞きながら。


なんかのビデオで、サン・ラが言ってた。
”録音された音は、既に自分では無い。自分は今この瞬間にしかいない”とか。
その存在こそが自分itself。
ひしめく4つの”自分”の中で、負けるな一茶此処にあり。