今日は最近買ったジャズのCDをレビュー。
ジャズってかっこいいんだけどさ、まだまだ未知の世界だからコメントしづらいよ(汗

Hans Ulrik/Blue & Purple('04)

デンマーク在住のテナーサックス奏者の作品。以前買った『Jazz & Manbo』というアルバムが良かったので新作も購入。JazzHouse店長及びそこにいたお客さんも絶賛した一枚。形としてはベーシックなジャズながら、しっとりと伸びやかなハンスのサックスに、時に絡むフルートやトロンボーンが別の世界観を作り出し、全体的に気持ちの良くまとまっております。
ちなみに個人的オススメのNiles Peter Molverも北欧出身。NewJazz発信地北欧は今後も要チェックです(彼のHPで新譜が試聴できます)。
http://www.nilspettermolvaer.com

Claire Martin/Off Beat('95)

女性Voである彼女のロンドンでのライブ収録作品。お店でかかっていたのを聞いて、彼女の伸びやかな歌声と、バックの演奏の良さに惹かれて即購入。”ライブ”というよりは、ちょっとドレスアップして行く演奏会。そんなCDなので、場所を選ばず、なんだかゴージャスな空間にしてくれます。聞き易く且つ上質。
ちなみにその他の彼女のCDのジャケを見たら、なんとも古くさくてダサクて、確実に”ジャケ買いしないだろうなー”という感じだった・・しかし彼女は数々の賞を受賞している歌声の持ち主である。ジャケは大事ですね〜。

Marc Coplan with Greg Osby/Night Call('03)

こちらのCD屋さんではしばらくの間ジャズのコーナーに必ずと言っていいほど飾られていた、ピアノ奏者Coplandとアルトサックス奏者Osbyの二人の共作。ちょっぴり物憂げなCopland作の曲と、物憂げを通り越して難解になっているOsby作の曲というそれぞれの個性が表れているある意味オモシロイ作品。静かな夜向け。

Mike Lodonne/Smokin' Out Loud('04)

NYのオルガン奏者の作品。今のNYジャズはコレだ!と言わんばかりに、一曲目から煌びやかなスウィングと共にアゲていきますが、二曲目以降は落ち着き、オルガンを中心としたしっとりとしたジャズを展開。いや、この後半の渋さがNYのジャズなのかも知れないねー(適当)。

Art Ensemble of Chicago/Certain Black('04)

アフリカンビートやブルース、ニューオリンズなどを織り交ぜた怒濤のフリージャズを武器に、政治や社会に対する主張をしていた彼らの1970年パリ録音の作品。99年に中心人物であったトランペット奏者のレスター・ボウイが亡くなって、活動を終了してしまったらしいけど、本作は”Free America”というuniversal music Franceから出たシリーズの第一作目↓
http://www.free-america.net
以前聞いた作品は、ホントにフリー過ぎてうわ〜ん(泣)と解釈不能に追い込まれましたが、本作は2曲目・3曲目共に聞きやすく(しかも3曲入り)、改めて彼らの良さを再確認出来ました。確かに黒い(certain black)。