デザイナー新興地区で見たモノ


ステイ先で部屋を借り、髪を切っている友達の時間がやっと空いたので、ロンドンの東側地区へ連れて行ってもらった。
その辺りは、治安が悪く、あまり誰も近寄らない地区だったのだが、ここ数年で治安が安定し、
安い家賃を求めて駆け出しの若手デザイナーが集まり、今やロンドンでも注目の地区となっているそうで。
要はNYのSOHOみたいなところですか。


行ったはいいが、その日はあいにくの雨。珍しいほどのどしゃぶりに紛れて、立ち並ぶ古着店を駆け足でハシゴした。
しかしなにげに短い道で、古着屋は終了。これで終わりかと思ったら、道を曲がったところに代官山などを思わせるおされな一角が出現した。
とりあえず角のおされカフェで休憩となった。


カフェを見渡すと、日本人の多さが目立った。自分たちの様な観光客では無く、明らかに”オレ、ロンドンでデザインやってます”風の分かりやすい日本人。
しかも彼らの視線が『なに俺らの土地に入りこんでんの?』と言わんばかりに、妙に冷たい。こーいうのは大っ嫌いです。
そんな日本人の顔した異国人がサブかったので、友達と一気に覚めちゃって、さっさと“代官山地区”を後にしました。


その後、ロンドンは局地的豪雨に見舞われ、排水溝逆流の為バスはストップ。Tubeも東京のラッシュ時並みの大混雑となり、散々。
よーやく辿り着いた地元の駅で、小雨の中を歩いていたら再びどしゃぶりになり、友達と二人ですっかり開き直って、しまいにはズブ濡れで家に着いたのでした。